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2021年11月02日

カテゴリー:院長より

見果てぬ夢の地平を透視するものへ-189

この小論のなかで、レインのかかえている問題のすべて、また反精神医学をめぐる解釈のすべてを書きつくすことは不可能である。私は敢えて、論理を分解したところからはじめようと思う。そのために、私の構想の中にあったレイン論について簡単に図式しておきたい。次に述べる構図は私が本年一月、「詩と反精神医学」という題名で行った講議のサブノートである。

(1)レインの紹介

(2)反精神医学の立場について
エスターソン・クーパー・サス

(3)レインの反精神医学の構造
① 存在論的 → 実存的色彩
② 家族関係論と二重拘束の理論
   家族の役割・ベイトソンの理論
③ 社会精神医学的・新左翼的
キングスレイホールの実践
④ レインにとっての詩


(Ⅴ状況のなかの精神医学/何故、今、レインなのか? つづく…)

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