ホーム >> 院長ご挨拶

院長ご挨拶

【理事長・院長/墨岡 孝】

誰もが抱える可能性のある心の病

ストレスの多い現代に生きる私たちは老若男女を問わず、心身の不調、なかでも心の不調に悩まされています。取り分け、OA化・ビルのインテリジェント化によるテクノ・ストレスや、女性の社会進出による働く女性のストレス病が特徴的に増えています。ある日、突然に急激な不安に襲われる、あるいは、朝起きると気分が落ち込んでとても辛い出社しようとするとお腹が痛くなり下痢が続く・・・こうした例は、残念ながら現代ではごく日常的な症状となっています。

これまでは、精神科・神経科を受診される方は、きわめて個人的な理由による悩みがほとんどでした。しかし、最近は、前述のような不調を訴えて来院される方が増えています。この場合、本人に問題があるのではなく、むしろその本人が置かれている職場環境や、労働条件・家庭環境が原因であるケースがほとんどです。

もはや、ストレス疾患は、個人の生活の枠を超えてしまっています。したがって、現代の心の病は決して恥ずべきものでもないし、隠さなければならないような暗い存在でもありません

カウンセリングを中心とした治療

では、精神科・神経科の治療方法はどうなっているのでしょうか。最近では、薬も進歩しましたし、カウンセリングや自己統制するためのリラックス法も科学的に導入されています。まず主治医はじっくりと話をきき、その個人の悩みや環境との錯誤を次第にときほぐします。

場合によっては、さらに長時間・長期間のカウンセリングが必要になります。その場合、自分自身の変革を目的として、これまで気がつかないでいた自分自身に気づくという大きな課題に挑戦することになりますが、このようにして自分が変われば、症状もまた治まっていきます。

成城墨岡クリニック分院では、医師による診察と臨床心理士によるカウンセリング、デイケア、カウンセリングなどを行なっています。さまざまなアプローチから、心とからだの健康に取り組んでいます。

どうぞお気軽にご相談ください。


ページのトップへ